メンズスーツと帽子
スーツに似合う帽子を通販で探そう
現在ではあまり見かけませんが、本来スーツと帽子は一セットとして考えられていました。スーツ発祥の地である英国では昔からスーツに帽子はつきもので、スーツを着用するときは決まって帽子をかぶっていたとされています。通販で売っている帽子と言ってもハンチングやシルクハット、キャスケットといった様々な種類がありますが、男性と女性両方が着用できるタイプのものもあれば男性専用のものもあったりと、帽子一つとってもとても奧が深いのです。このページではメンズファッションの一つとして、スーツ(紳士服)に合う帽子を買う際の選び方についてご紹介します。スーツと帽子について
スーツに帽子・・・と聞いてイメージするのはやはり明治時代の写真にあるような燕尾服にシルクハットでしょうか。燕尾服というのは、その名のとおり上部スーツの裾の部分が丁度ツバメの尻尾のようにV字型になっているタイプのものです。今から50年ほど昔にはアメリカにおいてもスーツ+帽子のファッションが流行していたようですが、帽子の用途と種類、また汎用性の向上もあってスーツに限らず様々な場面において帽子を被る機会が増えたとされています。それに比べてスーツの場合はクラシックなタイプが流行したこともあり、クラシックスーツだけを着こなす方が増えて帽子+クラシックスーツというスタイルを通す方はほとんどいなかったそうです。流行には至らずとも帽子+スーツのスタイルを通し続ける方はいたようですが・・・。スーツ発祥の地である英国でも時代の流れから徐々にスーツ+帽子のファッションは廃れましたが、家に代々伝わる帽子などは大切に保存され、結婚式や葬式などの特別な行事には残された帽子+スーツというスタイルで臨んだそうです。正式な場で用いられる帽子のほとんどはシルクハットで、それ以外はボーラーハットと呼ばれる帽子の着用が流行となりました。ボーラーハットと言うのはチャップリンが着用しているあの帽子のことです。スーツと帽子を合わせるファッションは日常的にはあまり見かけなくなりましたが、そのかわりカジュアルファッションの分野においては帽子はキーアイテムとして重宝されています。
スーツに合う帽子の種類
スーツに合う帽子として例に挙げられるのは、先にご紹介したシルクハット・ボーラーハット以外にツィードや中折れ帽などがあります。中折れ帽は別名ソフト帽と呼ばれており、ツバの部分の幅によって様々なバリエーションがあります。このソフト帽はアメリカで大きく流行し、アメリカにおけるスーツ+帽子のスタイルではもっぱらこのソフト帽を着用されていました。カントリー色の強いツィードハットはどちらかと言えば老練な雰囲気を醸し出していることから、ナイスミドルと呼ばれる中年〜高齢の男性に好んで着用されました。ツィードハットは疲れている色がシックで落ち着いていることもあり、老人が着用するとシルバーファッションとしても確率てきそうなくらいベストマッチで、今でもハリウッドムービーの一場面などでお目にかかることもあります。余談ですが「世界の車窓」という番組で紹介される各国の駅の様子でこのツィードハットを被った老人二人が駅でチェスをしている様子は非常に様になっており、年老いてなおお洒落な雰囲気をただよわせていることに驚きました。
話を元に戻します。他に特徴的な帽子と言えばハンチング帽があります。ハンチング帽はアメリカにおいてカッターシャツにサスペンダー、その上にベストを羽織る形でコーディネイトし、そこにハンチング帽を被るというスタイルが一時期流行ったそうです。ハンチング帽はシルクハットやツィード、ボーラーハットに比べてスーツとの相性はピンキリで、よほど上手くコーディネイトしないと似合わないでしょう。逆に言えば、ハンチング帽とスーツを同時に着こなしている人は相当お洒落だと思います。スーツにマッチしやすい帽子はボーラー、シルク、ツィードあたりなので覚えておきましょう。
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最終更新日:2021/3/5
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